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「3分間電話の日」— 日本の公衆電話の歴史を振り返る
1月30日は「3分間電話の日」です。
この日は、1970年(昭和45年)に日本国内の公衆電話の市内通話料金が 「3分で10円」 に統一されたことを記念して制定されました。
なぜ「3分間」だったのか?
それまでの公衆電話は、地域によって料金体系が異なり、1通話の時間も統一されていませんでした。
しかし、電話の普及に伴い、全国で 「3分10円」 というルールが導入されました。
この時間設定は、短すぎず長すぎず、誰もが公平に電話を利用できるようにするために考えられたものです。
公衆電話の変遷
- 1950年代〜1960年代/街のあちこちに公衆電話が設置され始める。電話ボックスも登場。
- 1970年(3分間通話の統一)/全国統一料金が導入され、利用者にとってわかりやすいシステムに。
- 1980年代〜1990年代/テレホンカード式公衆電話が普及し、より便利に。
- 2000年代以降/携帯電話の普及により、公衆電話の数は減少傾向に。しかし、災害時の通信手段として重要視され続ける。
現在の公衆電話の役割
今ではスマートフォンが主流となり、公衆電話を使う機会は減りましたが、災害時には重要な通信手段 となります。
停電時でも使える公衆電話や、無料で利用できる「災害時優先電話」などが整備されています。
公衆電話の種類と利用方法
「3分間電話の日」は、公衆電話が果たしてきた役割を振り返り、現代の通信環境の変化を考えるきっかけとなる日でもあります。
普段は使う機会が少なくなった公衆電話ですが、もしもの時のために、最寄りの公衆電話の場所を確認しておくのもよいかもしれません。
下記にNTT東日本より、公衆電話の種類と利用方法が紹介されていますので、リンクを貼っておきます。